厚生労働省の医療施設動態調査月報によると、2020年4月から7月までに、病院の病床総数が9,727床減少し151万2,650床となった。減少数は前年同期に比べて73%多くなった。療養病床が全体の9割に近い8,670床減少した。病院は24施設減少して8,249、特に療養病床のある病院が43減少し、一般病院に占める割合が5割を切った。一般診療所は151施設増加して10万2,810となった。【ライター 設楽幸雄】
医療施設動態調査月報は、医療施設数と病床数について、前月に対する増減を見ている。7月末概数によると、病院の病床総数は955床減少した。内訳は、療養病床407減、一般病床379減、精神病床173減などで、一般病床の減少も大きな数字となった。
20年度の4月から7月までの累計を見ると、病院病床の総数は9,727の減少となる。19年度同期の減少数5,629に対し72.8%多い。療養病床の減少が8,670で、その89.1%を占める。
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