厚生労働省の有識者会議は25日、がんに関する全ゲノム解析を推進するための議論をスタートさせた。関連の統一的なデータの効率的な収集体制や、管理・運営、利活用の方法などを今後検討し、2020年度内に最終取りまとめをする予定。この日の初会合では、推進や体制整備に向けた必要な財政支援や人材育成といった課題が指摘された。【松村秀士】
有識者会議の名称は、「がん全ゲノム解析等連絡調整会議」。厚労科研の「がん全ゲノム体制班」や民間企業による関連の調査事業などからの報告や提言を共有し、議論を重ねる場で、まずは年内に中間的な取りまとめをする。
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