厚生労働省は19日、健康・医療・介護情報の利活用に向けた検討課題に関する「意見の整理」を社会保障審議会・医療保険部会に報告した。それによると、これらの情報の利活用を効果的に進めるため、オンライン資格確認等システムやマイナンバー制度といった既存のインフラを可能な限り活用するとしたほか、速やかに費用負担の在り方について結論を得るとしている。今後の医療保険部会で、その在り方を検討する予定。【松村秀士】
「意見の整理」は、厚労省の「健康・医療・介護情報利活用検討会」がまとめたもので、基本的な考え方(総論)と、▽本人が健診・検診情報を電子的に確認・利活用できる仕組みの在り方▽医療等情報を本人や全国の医療機関等において確認・利活用できる仕組みの在り方▽電子処方箋の実現に向けた環境整備-の3つの各論について、今後の対応の方向性が示されている。
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