全国知事会は4日、2021年度の国の施策や予算に関する提案・要望案を公表した。医療人材の確保については、感染症などの危機的な事象が発生しても住民が安心して医療を受けられる体制を確保するため、地域で必要な医療の供給量を再検証した上で、政策に反映させるよう要望。また、都道府県が実施する医師の確保や偏在是正対策に関して地域医療介護総合確保基金(基金)の充実や、弾力的な活用を含む抜本的な財政支援を講じることも求めている。【松村秀士】
このほか、医療人材を確保するため、▽医師が少ない地域での一定期間の勤務の義務付けなど実質的・効果的な対策▽地域に必要な医師が十分に確保されるまでの医学部臨時定員増の延長▽医師不足が顕著な地域での医学部新設の検討-などの必要性も主張している。
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