東京都健康長寿医療センター研究所はこのほど、認知症疾患医療センターの質の管理や地域連携に関する報告書(2019年度老人保健健康増進等事業)を公表した。認知症疾患医療センターの基幹型の役割や都道府県の責務、診断後支援の課題を提示。「基幹型」の設置が進まない要因については、「救急医療の要件(空床確保など)があるのではないか」としている。【新井哉】
報告書では、19年8月から20年3月にかけて、計3回開かれた検討委員会の論点を整理している。例えば、第3回の会合では、認知症疾患医療センターの役割や質の評価のあり方について、地域医療構想で公的病院と民間病院の役割は明確に区分されていることに触れ、「認知症疾患医療センターについても,設立母体,医療機関類型・特性によって区別する必要があるのではないか」との意見があった。
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