厚生労働省は17日、同省の研究班がまとめた「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第1版」を公表した。必要な院内感染防止策などについてまとめ、個人防護具や換気などの具体策を示している。翌18日に都道府県に対して出した事務連絡では、無症状病原体保有者や軽症患者について、状況に応じて感染症指定医療機関以外の医療機関にも入院させることを検討するよう求めており、今後対応が重視されそうだ。【新井哉、吉木ちひろ】
手引きでは、COVID-19の患者や疑い患者の検体採取などを行う場合の接触予防策および飛沫予防策として、医療スタッフにゴーグル(またはフェイスシールド)、マスク、手袋、長袖ガウン、帽子などの着用を求めている。
マスクについては「基本的にサージカルマスクで良い」としているが、呼吸器症状のある患者の診療ケアや、気道吸引や気管挿管などのエアロゾルが発生しやすい場面などにおいてはN95マスクの着用を推奨している。また、病室外に出る患者に対してもサージカルマスクを着用するよう求めている。
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