厚生労働省は9日、「健康・医療・介護情報利活用検討会」の初会合を開いた。PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)や、保健医療情報を全国の医療機関等で確認できる仕組みの推進について、2020年夏の工程表策定に向けた議論を開始した。今後、検討会の下に「健診等情報利活用ワーキンググループ」「医療等情報利活用ワーキンググループ」を設置し、4月中を目途に各WGで工程表策定に向けた報告を作成する。【齋藤栄子】
厚労省は、全国の医療機関等が患者の保健医療情報を利活用することについて「医療等分野情報連携基盤検討会」で、健康・医療・介護の情報一元化により本人がスマートフォンなどで閲覧して活用するPHRについて「国民の健康づくりに向けたPHRの推進に関する検討会」で検討を進めてきた。これらの課題を引き継ぎ、一体的な検討とデータの利活用を推進するために、新たに本検討会を設置した。
(残り413字 / 全797字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】