日本国際交流センター(JCIE)は日本を含むアジア14カ国・地域から、先進的な高齢者ケアなどの取り組みについて好事例を募集する。政府が2016年に発表した「アジア健康構想」(Asia Health and Wellbeing Initiative/AHWIN)の一環。優れた事例を表彰することで高齢社会の課題に直面するアジア各国での知見を共有し、各地域での応用を後押しする狙いがある。日本国内の事例は13日から募集する。【吉木ちひろ】
JCIEは非営利・非政府の立場で国際的な政策対話や交流を推進する公益法人。今回の取り組み「アジア健康長寿イノベーション賞」は、東アジアの経済統合を推進する目的で設立された国際機関である東アジア・アセアン経済研究センター(インドネシア・ジャカルタ)とJCIEが主催する。
日本国内の事例については13日から3月6日まで、「テクノロジー&イノベーション」「コミュニティ」「自立支援」の3分野での取り組みを募集する。高齢者ケアの質と効率を高める技術・発想の応用、地域全体での高齢者の健康支援、個々の高齢者の心身機能の維持・向上による自立の促進などそれぞれの事例について企業、民間団体、自治体から広く募る。
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