全世代型社会保障改革検討会議の中間報告に向け、後期高齢者の窓口負担2割と併せて焦点となっている外来受診時定額負担について、ワンコインとしての100円や500円にとどまらず、1000円の想定もあることが明らかになった。11月26日の第4回会議の議事録が公表され、財政制度等審議会財政制度分科会会長代理の増田寛也構成員が、医師へのアンケート調査に基づく案として紹介し、麻生太郎財務相も3案に触れた。【ライター 設楽幸雄】
全世代型社会保障検討会議の第4回会議は、民間議員や有識者からこれまでに出された意見を整理した「主な論点」を踏まえ、中間報告に向けた議論が行われた。
医療の論点は、▽大きなリスクをしっかり支えられる公的保険制度の在り方(後期高齢者の自己負担割合、外来受診時定額負担、市販品類似薬の保険上の取扱い)▽医療提供体制の改革-とされた。
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