厚生労働省は11月26日、医薬品・医療機器等安全性情報(No.368)を公表した。安全性情報では、添付文書(使用上の注意)の改訂を指導した、「ボノプラザンフマル酸塩」(タケキャブ錠10mg、同20mg)の副作用の経過と処置を取り上げ、医療関係者に注意を促している。【新井哉】
タケキャブ錠を巡っては、10月の添付文書改訂で、「重大な副作用」の項に「汎血球減少」「無顆粒球症」「白血球減少」「血小板減少」を追記していた。直近約3年5カ月(2016年4月-19年8月)の副作用報告で因果関係が否定できない「汎血球減少」が2例(死亡はゼロ)、「血小板減少」が2例(同)などだった。過去1年間の推定使用患者数は約660万人。
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