花粉症など季節性アレルギー性鼻炎用薬として初のバイオ医薬品となる「ゾレア皮下注用」(オマリズマブ、ノバルティスファーマ)の効能追加が間もなく承認される。厚生労働省は、その季節性アレルギー性鼻炎に対する「最適使用推進ガイドライン」を策定し、13日の中央社会保険医療協議会・総会に提案、了承を得た。医師要件や患者選択の在り方などを定める。さらに、留意事項通知で、レセプトに記載すべき事項を初回使用時7項目、同一シーズン中の継続使用時3項目と、詳細に規定する。【ライター 設楽幸雄】
「ゾレア皮下注用」は、ヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体で、日本では成人の気管支ぜんそく治療剤として2009年1月に承認されたもの。その後、小児の気管支ぜんそく、慢性蕁麻疹の承認も得ている。また、19年6月にはプレフィルドシリンジ製剤も発売した。
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