【東日本税理士法人代表社員 所長 長英一郎】
■75歳以上が人口増でも病床が空く
鳥取市には、県立中央、日赤、生協、市立と4つの急性期病院がある。これらの病院の遊休病床数について、2014年と17年で比較した。
いずれの病院も許可病床数は変わらないが、遊休病床数が増えている。ただ、鳥取市の75歳以上の人口を見ると、実は増加している。
鳥取市75歳以上人口 2万6027人(2014年) → 2万6766人(2017年)
75歳以上は入院患者の中心といえるが、3%近く増えているにもかかわらず、病床が空いたのは平均在院日数が短縮された影響ではないかと推定できる。
少子高齢化や他企業の給与水準引き上げ、働き方改革などによって、病院での雇用環境や人材採用がますます厳しくなっています。筆者の長英一郎さん(東日本税理士法人所長)が、「事例から学ぼう!ポイントは、雇用?採用?ブランディング?人手不足から逆転の病院戦略!」と題し、人手不足への対応を進めている病院の事例や、迫り来る2020年度診療報酬改定について解説します。
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