厚生労働省は31日までに、認知症疾患医療センターの整備状況を公表した。それによると、11月には1月時点と比べて18施設増え440施設となる予定。2017年に設置要件の一部を緩和してから都道府県や政令指定都市による指定の動きが加速しており、新オレンジプランで20年度末までに「全国500カ所に設置」とした目標の達成が視野に入ってきた。ただし、一部の地域では、指定を返上する医療機関も出てきており、更新時にどれだけ再指定先を確保できるかが目標達成の鍵を握りそうだ。【新井哉】
厚労省によると、指定の内訳は、都道府県内のネットワーク構築を担う「基幹型」が16施設、単科の精神科病院などが対象となっている「地域型」が366施設、医療相談室の設置が義務付けられていない「連携型」が58施設となっている。
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