【株式会社ジャパンコンサルタント アンド メディカルサービス代表取締役 森清光】
前回は、中小病院の置かれている状況と問題点について述べました。その中で紹介した「当社が中小病院の運営危険度を判断するチェックリスト」の判定結果は以下になります。自院の危険度はいかがでしたか?
【判定結果】
●「はい」が7個以上
自院の運営状況を非常に理解されている経営者です。自院が抱えている、あるいは改善する必要がある問題点を継続的に改善していれば、安定経営へとつながっていくでしょう。
●「はい」が4-6個
運営においてはまだまだ改善の余地があると感じられます。中小病院の厳しい経営環境の中で生き抜くため、より自院の状況を知り、継続的な改善を目指しましょう。
●「はい」が0-3個
現在の運営状況危険度が非常に高い状況となっています。現状運営が回っている状況でも深刻なリスクを複数抱えていると言わざるを得ない状況です。早期に運営改善を目指しましょう。
チェックリストは、運営危険度と共に、自院の置かれている状況を把握しているかについても含まれています。日々患者対応のみに追われ、運営・経営が置き去りになっている中小病院は、チェックリストのどれかが深刻化し、病院経営が立ち行かなくなる一歩手前の状況にあるのを多く見ます。自院が置かれている状況を日々理解し、問題が顕在化する前に対策できるようにしましょう。
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