東京五輪の2年後の開催を見据え、日本医師会(日医)が4日、外国人患者の受け入れ体制などについて協議する第1回外国人医療対策会議を開催した。「日本の医療の国際化に向けて」と題して会議で問題提起した渋谷健司氏(東京大大学院医学系研究科国際保健政策学教授)は、未収金や訴訟などのリスクを抱えて外国人患者をなぜ受け入れるのかと問い掛ける一方で、積極的な受け入れを呼び掛けた。外国人患者の受け入れに必要な感染症や未収金発生防止策などは、患者の国籍によらず、医療現場の負担減に不可欠なためで、これが「(日本人の患者の)課題解決や経営力向上の契機にもなる」と述べた。【越浦麻美】
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