【株式会社CBパートナーズ・ディレクター 齊藤章平】
2018年4月の診療報酬改定を経て、今まで以上にメディアで「薬局」「診療報酬」などの文字を見掛ける回数が増えたように感じます。基本的にはネガティブな内容が多い印象ですが、良くも悪くも多くの人から注目されているのが薬局業界です。
厚生労働省の「患者のための薬局ビジョン」で示された「対物業務から対人業務へ」という基本的な考え方の通り、薬局・薬剤師は今後、その役割が大きく変わるとともに、地域になくてはならない存在になります。
私たちが考えるM&Aとは、「地域の健康サポート拠点としての永続性」をかなえる手段の一つにすぎないということです。
今回は薬局にスポットを当て、M&Aや事業承継の方法や進め方を誤ったため、永続性が危うくなったケースを紹介します。
■譲渡先を見つけるのが後回しになり…
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