「地域医療構想に関するワーキンググループ」が2日に開いた会合で厚生労働省は、今年度で4年目となる病床機能報告で、これまでの許可病床や稼働病床の数に加え、病棟単位で稼働していない病床があれば、その理由の報告も新たに求めることを提案し、了承された。【兼松昭夫】
昨年度の報告の際に厚労省が作成したマニュアルでは、未稼働の病床を「過去1年間に一度も入院患者を収容しなかった病床」と定義し、許可病床や稼働病床の数のみの報告を求めた。今回の厚労省案では、病棟単位で稼働していない病床があるなら、その理由の報告も今年度から求めるとしている。
同省の担当者は「(未稼働の病床の)数だけは今でも把握できているが、理由や使い道は網羅的に把握できていない。実態がある程度分かった上でなら次の“扱い”に進めるかと思っている」と述べた。
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