社会保険診療への消費税が非課税であるために生じている控除対象外消費税が、医療機関の経営を圧迫している問題で、日本医師会(日医)が新機軸を打ち出した。医療機関の負担が、診療報酬による補てん分を上回った場合、その超過額が還付される制度の創設を、医療界の一本化した要望として取りまとめる方針だ。新たな制度は、消費税法の改正を伴い、制度を運用するための財源も必要になるため、実現へのハードルは決して低くない。【君塚靖】
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