16年度改定で最大の注目点は、7対1入院基本料の要件の見直しです。一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)では項目が大きく変わり、重症者の基準の拡大に伴い、これを満たす必要がある重症者の割合が引き上げとなる見通しです。
A項目では、新たに加わる「救急搬送」の評価が搬送日から 「◯日間」 と なるのか。また、こちらも新設の「M項目」では、手術などの実施日から 「◯日間」 となるのか。これらの 行方にも注目です =表= 。
在宅復帰率の見直しでは、患者割合が85%に上昇する可能性が濃厚です。現行の在宅復帰率は75%以上ですが、短冊には、 「◯割◯分以上」 と書かれています。厚労省によると、7対1病床の在宅復帰率の平均は現在92%。16年度改定では、患者割合の対象となる退院先が広がる見通しですが、現実的に考えると、85%に落ち着きそうです。
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