2016年度診療報酬改定の最新動向を紹介する連載記事の第2回では、回復期や慢性期の入院医療に焦点を当てます。
回復期リハビリテーション病棟では、 過去半年間のリハビリのアウトカムが一定の水準に満たないと、疾患別リハビリテーション料を一日6単位までしか算定できなくなりそう です。ただ、その場合でも「脳血管疾患等の患者のうちで発症後60日以内のもの」は9単位まで算定できます。
アウトカムの計算式は =表1、クリックで拡大= の通りで、 ▽入棟時と比べ、退棟患者のADLがあまり改善していない▽患者の状態ごとの算定上限日数ぎりぎりまで入院することが多い-といった病棟はペナルティーの対象になる可能性があります 。
ペナルティーが科されると、リハビリテーション充実加算の要件も満たしづらくなるため、収益減が避けられないでしょう。
看護必要度も在宅復帰率も10%UPか-答申直前!上がる点数、下がる点数(1)
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