厚生労働省は、昨年10月に公表した「患者のための薬局ビジョン」(ビジョン)で、かかりつけ薬剤師が持つべき機能を「服薬情報の一元的・継続的把握」など3つ =表= とし、かかりつけ薬局は、薬剤師がそうした機能を発揮できるように業務を管理したり、設備を整えたりするものと定義しました。
16年度改定ではビジョンに基づき、 かかりつけ薬剤師の報酬上の要件を明確にして、その調剤業務を新たに評価する 方針です。評価方法として、いわゆる包括払いの報酬項目の創設も検討されています。
基準調剤加算については、要件を厳しくする方向性が示されており、具体的には患者のニーズに合わせた開局時間の設定やプライバシーへの配慮などが求められる見通しです。
◇【中医協】かかりつけ薬剤師の包括評価新設-厚労省が提案、基準調剤加算は厳格化
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