今年の夏から秋にかけて、川崎市や大阪府豊中市などの有料老人ホームで職員による利用者への虐待が相次いで発覚した。事態を重く見た厚生労働省も、虐待があった有料老人ホームの親会社の本社に立ち入り検査を実施するなど、異例の対応に乗り出している。本来、決してあってはならない介護職員による利用者への虐待が、なぜ起こってしまうのか-。宿泊サービスがある現場で働く介護関係者にその実態を聞くと、さらりとこんな答えが返ってきた。「事件は、氷山の一角ですよ」。【ただ正芳】
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