日本医師会(日医)は30日の記者会見で、来月29日に任期満了を迎える中央社会保険医療協議会(中医協)の鈴木邦彦委員(日医常任理事)の後任に日医副会長の松原謙二氏を厚生労働省に対して推薦すると発表した。【君塚靖】
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16年度改定で病床はどう動く?(下)(2015/09/18) 松原氏を次期中医協委員に推薦することは、会見の前日に開催された日医の常任理事会で決定した。30日の会見で日医の横倉義武会長は、松原氏を推薦する理由について、地域の医師会の会長を務めた経験があり、地域医療の実情を熟知しているほか、現在の日医からの委員が外科系の医師であるため、内科医である点も考慮したと説明した。
2016年度診療報酬改定に臨む松原氏は会見で、「内科で開業し、私自身も訪問診療をやっている。現場の地域医療の立場を踏まえた上で、中医協で意見を述べていきたい」と抱負を語った。松原氏は、大阪府の池田市医師会会長や府医師会副会長などを歴任した後、13年10月に日医副会長に就任した。
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