厚生労働科学研究費補助金による12年度の研究報告では、予防効果によって要介護2以上の人が11-20年の10年間に10%減れば、最小で約2.5兆円、最大で約5.3兆円の医療・介護費が節減できると推計されている。しかし、前田氏によると、20年以降の本格的な超高齢社会における予防行動による効果の推計は行われていない。そこで前田氏は、独自のシミュレーションを行い、介護にかかるコストに限って定量的な可視化を試みた。
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