日本看護協会の高橋弘枝会長は26日の記者会見で、全ての看護職に専門職としてのキャリアや職責に見合った賃金が保証されるよう処遇改善に向けて引き続き精力的に取り組んでいく考えを示した。【松村秀士】
2024年度の診療報酬改定では、病院などに勤務する看護職員や薬剤師、その他の医療関係職種の賃上げを実施している医療機関への評価として外来・在宅ベースアップ評価料などが新設された。
高橋会長は、これらのベースアップ評価料に基づく賃上げの対象に看護職員も含まれることを評価しつつも、看護職員の賃金が全産業平均と比べて低い水準にある実態を踏まえると「専門職としての職責に見合う処遇という点で十分ではない」と指摘した。
その上で、まずはベースアップ評価料による処遇改善が確実に行われるように支援を行うとともに、看護職員のキャリアに応じた賃上げに向けて引き続き取り組む意向を示した。
■災害支援ナース、延べ約3千人が活動-能登地震
また、1月に発生した能登半島地震で
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