日本医師会の松本吉郎会長は19日の定例記者会見で、政府が公表した骨太方針2024の原案で社会保障費を高齢化による増加分に収める「歳出の目安」の継続が示されたことについて、「考え方を改める必要がある」と見直しを強く訴えた。【渕本稔】
松本会長は、歳出の目安を示すということは人件費に上限を設けることに等しく、コストカット型の経済からの脱却を目指していく中で、政府が重要政策に位置付ける賃上げを阻むものだと主張。これまでの会見でも、「歳出の目安」という考え方は「デフレ下の遺物」だとし、考えを改めるよう訴えてきた。
松本会長は、
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