健康保険組合連合会は14日、1,383組合全体での2022年度の決算が1,365億円の黒字になる見込みだと発表した。高齢者拠出金が大幅に減ったことで支出が抑えられ、収支は前年度から2,212億円改善した。ただ、全体の約4割に当たる559組合が依然として赤字となった。佐野雅宏副会長は記者会見で、「健保組合を巡る財政環境は引き続き大変厳しい」と述べた。【松村秀士】
健保連によると、22年度の経常収支は保険料などの収入が前年度比2.7%増の8兆6,058億円。これに対して支出は、ほぼ横ばいの8兆4,693億円(前年度比19億円増)だった。
支出の内訳は、
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