地域医療構想を実現するため国が助言や集中的な支援を行う「重点支援区域」として、厚生労働省は熊本県の阿蘇構想区域を追加で選定した。これにより、全国の支援区域は計20区域になった。厚労省では都道府県からの申請を随時受け付け、今後も複数回に分けて選定する。【松村秀士】
追加の選定は8日付。阿蘇構想区域(阿蘇市、南小国町、小国町、産山村、高森町、南阿蘇村、西原村)では、小国公立病院と阿蘇医療センターが医療機能の分担などを相互に図る。
県の地域医療構想によると、阿蘇構想区域では2015年に6万5,051人だった人口が、25年に5万8,808人(9.6%減)、40年には4万9,126人(24.5%減)に落ち込む見込み。
25年の入院患者数(1日当たり)は推計389人で、医療機能別の内訳は、
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