政府は8日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行した。これに伴い、従来の新型コロナ対策の在り方を見直す。特に病院や診療所に関係する医療提供体制や発生動向の把握などがどう変わるのか、改めて整理した。【松村秀士】
■約8,300施設が入院体制整備へ
新型コロナに関する医療提供体制については、これまで入院措置を原則とした行政の関与を前提に、限られた医療機関による特別な対応を行ってきた。
しかし、8日以降はこれまで対応してきた医療機関に加えて新たな医療機関に参画を促し、幅広い医療機関による自律的な対応に移行する。具体的には、
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