新型コロナウイルス感染症の法律上の位置付けが5類に移行するのに先立ち、加藤勝信厚生労働相は31日、閣議後の記者会見で、移行後の基本的な感染対策の変更方針を説明した。感染対策の基本的対処方針が廃止されるため、「3密」の回避などを対処方針に基づき一律に求めるこれまでの対応から、移行後は個人や事業者の判断に委ねる考え方に切り替える。【兼松昭夫】
■院内・施設内の感染対策を引き続き示す
厚労省は同日、都道府県などに事務連絡を出した。
新型コロナが感染症法上の5類に変更される5月8日から基本的な感染対策も切り替える。加藤氏は会見で「マスク着用の取り扱いと同様、主体的な選択を尊重し、個人や事業者の判断に委ねる」と述べた。
ただ、
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