国立がん研究センター(国がん)と東大医科学研究所は14日、アルコールを代謝しにくい体質の人が飲酒をすると難治性の「びまん型胃がん」の発症リスクが高まる可能性があることを研究チームがゲノム解析で明らかにしたと発表した。びまん型胃がんと飲酒との関連を遺伝子情報の解析で示したのは初めて。新たな治療法の開発や予後の改善に貢献することが期待されるとしている。【松村秀士】
国がんなどによると、同センター研究所の柴田龍弘氏(がんゲノミクス研究分野分野長)らの研究チームが、胃がんに罹患した世界各国の計1,457人(うち日本人は697人)を対象に大規模なゲノム解析を行った。
その結果、
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