健康保険組合連合会は16日の総会で2023年度の事業計画を決めた。全世代型社会保障の構築に向けた国への働き掛けや医療DX(デジタルトランスフォーメーション)への対応など4項目を最重点事業に位置付けた。全世代型社会保障の構築では、「かかりつけ医機能」の発揮を促す制度の整備を巡る国の議論で健保連の提言に沿った仕組みの実現を主張する。【兼松昭夫】
健保連が22年11月に行った「かかりつけ医機能」の提言は、一定の機能が整備された医療機関を「かかりつけ医」として公的に認定し、その医療機関の医師1人を、自分の「かかりつけ医」として国民や患者が任意で登録する仕組み。
ただ、「かかりつけ医」の認定制や登録制の導入には日本医師会が強く反対している。
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