医療機関での情報セキュリティー対策のさらなる強化に向け、厚生労働省は「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(指針)の改定版の概要を関連の作業部会に示した。経営層が順守すべき事項として、医療機関などでの情報や情報システムの安全管理に関する責任・責務や、リスク評価を踏まえた管理、安全管理に必要な項目などを指針の改定版に盛り込む。完成版を2023年3月上旬までに公表する予定。【松村秀士】
改定版(第6.0版)では、現行の指針で中長期的に検討を継続することとした論点を中心に、全体の構成を見直す。具体的には、経営層を対象にした「経営管理編」と、システムの安全管理者向けの「企画管理編」、運用担当者向けの「システム運用編」の3つに分ける。
このうち、経営管理編では、
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