大阪府で急性期病院などを運営する社会医療法人生長会(堺市中区)は、関連の給食提供施設「ベルキッチン」の一部のサーバーが身代金要求型コンピューターウイルスのランサムウェアによる攻撃を受けて障害が発生したと発表した。給食の提供先は、府内8カ所の医療機関や介護施設。中には、ランサムウェアとみられる攻撃で10月31日に電子カルテシステムに障害が発生し、通常診療がストップしている大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)も含まれる。同センターの担当者は、「ウイルスは給食委託業者のサーバーから侵入した可能性が高いことが現時点で分かっている」と指摘している。【松村秀士】
一方、生長会の担当者は、「同センターのシステム障害との関係は調査中で、結果が分かり次第、お知らせする」と話している。
■生長会の病院などは影響なし
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