日本医師会は1日、「かかりつけ医」の制度化について国民の視点で検討を進めていくべきだとする見解を公表した。制度化により、患者の医療へのアクセスが悪くなって健康状態が悪化することになれば、「本末転倒だ」と強調している。【松村秀士】
また、「かかりつけ医機能」の要件を法制上明確化することが国民の受診の門戸を狭めるようであれば、容認できないとの考え方も改めて示した。
これらは、5月末にまとめられた財政制度等審議会の提言(春の建議)に対する見解。日医は、建議に盛り込まれた「給付費の伸びと経済成長率の整合性」「医療法人の事業報告書の電子開示」「リフィル処方箋」にも大きな問題があると指摘している。
■事業報告書、適正な閲覧手続きの整備を
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