2020年度の「一般病院」での医業収益に対する医業利益の割合(医業利益率)はマイナス1.1%で、前年度から2.3ポイント低下したとする分析結果を、福祉医療機構(WAM)が公表した。1989年度に調査を開始して以降、マイナスとなったのは初。また、「療養型病院」では3.6ポイント減の2.1%、「精神科病院」は1.3ポイント減の0.4%で、いずれの類型でも医業利益率が大きく低下した。【松村秀士】
WAMでは、全病床に占める一般病床の割合が5割超であれば一般病院、療養病床が5割超なら療養型病院、精神病床が8割以上であれば精神科病院と定義。それぞれの経営状況を調査・分析した。
■赤字割合拡大、療養型で顕著に
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