国民健康保険中央会がまとめた国保連合会の2021年7月審査分(6月診療分)によると、医療費合計は2兆2,986億円で、前年同月比+3.0%、前々年同月比も+1.6%となった。前々年同月比プラスは、21年度では4月診療分に次ぎ2回目。ただ、6月は前々年同月に比べ平日数が1日多かったことの影響も考えられ、医療費がコロナ前を上回る水準になったとは言い切れない。【ライター 設楽幸雄】
国保連審査分の医療費の前年同月比と前々年同月比の推移を見ると、4月(診療月)+8.4%・+0.1%、5月+9.5%・▲3.2%、6月+3.0%・+1.6%となっている。
前年同月比は確実なプラス傾向。一方、前々年同月比は、4月はわずかにプラスだったが、5月はマイナスに転じ、6月は改めてプラスとなった。
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