日本薬剤師会の山本信夫会長は26日に開催した定時総会の会長演述で、次回診療報酬改定について、コロナ禍での経済減衰により「交渉はこれまで以上に厳しくなる」との見方を示す一方、「再使用可能処方箋の導入」が骨太方針に記載されたことは日薬の提言が政府の方針に採用されたものとし、期待感を表明した。【ライター 設楽幸雄】
山本会長は、次期診療報酬改定に向けては、政府の骨太方針が、社会保障関係費については実質的な増加を高齢化による増加分に相当する伸びとした上で、後発医薬品の使用促進やOTC類似薬の給付範囲の見直しなどを挙げていること、また、昨年からの経済の減衰を踏まえると、「次回診療報酬改定に向けた交渉はこれまで以上に厳しくなる」とした。
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