病院3団体が公表した調査結果によると、約700病院の2020年度の医業利益率は前年度と比べて4.3ポイント悪化したが、新型コロナウイルスに関する支援金を加味すれば2.1ポイント改善した。新型コロナの感染患者を受け入れた病院でも支援金によって2.4ポイント改善し、損益も若干の黒字を確保した。【松村秀士】
回答した716病院の20年度の医業収益(平均)は76億8,054万円(前年度比4.3%減)、医業費用は81億4,949万円(0.3%減)で、差し引いた医業損益が4億6,895万円の赤字となった。
新型コロナ患者の受け入れの有無で見ると、受け入れありの452病院の医業損益は7億4,367万円の赤字だった一方、受け入れなしの264病院では医業損益が141万円の黒字となり、受け入れの有無で損益状況の差が鮮明となった。
(残り469字 / 全826字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】