先日2021年度介護報酬改定における、新たな報酬単価が示された。施設系サービスでは、既存加算の要件厳格化や基本報酬への包括化によって利用者の重度化防止や自立支援が促される。これまで「終の棲家」としての役割を強く期待されてきた介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)にもアウトカム評価が取り入れられる。【吉木ちひろ】
■基本報酬は最大2.65%アップ、既存加算の要件化で医療ケアを強化
基本報酬は、1.70-2.65%のアップ。ほかの施設系サービス同様、算定率の高い「口腔衛生管理体制加算」(30単位/月)や「栄養マネジメント加算」(14単位/日)の算定要件を組み込む分、訪問介護や通所介護などのサービスと比べて増加率は高くなっている。
厚労省の資料を基に作成
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