福祉医療機構は2020年12月に実施した新型コロナウイルス感染症の影響に関する特別調査の結果をまとめた。一般病院の20年度上半期医業収益は、減収施設が59.6%とほぼ6割に達した。一方、月ごとでは、減収施設の割合が5月に81.2%と最悪になった後は改善傾向を続け、9月からは逆に増収または横ばい施設の割合の方が多くなった。平日数が1日少ない11月はやや悪化するが、増収または横ばいの施設が59.0%と6割の水準を維持すると見込まれている。【ライター 設楽幸雄】
特別調査は、福祉医療機構が3カ月ごとに実施している病院経営動向調査のモニター病院375施設を対象としたもの。運営法人数は277で、うち医療法人が231と83.4%を占める。12月調査に回答した一般病院は161施設だった。
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