看護小規模多機能型居宅介護(看多機)での褥瘡ケアにより、治癒や改善の効果が見られた利用者のいる事業所が全体の7割超を占めたとする調査結果を、日本看護協会が公表した。排泄の自立支援や経口摂取に向けた支援で、状態が改善した利用者のいる事業所は約5割あった。日看協は、こうした取り組みを2021年度の介護報酬改定で加算によって評価するよう、厚生労働省に要望した。【松村秀士】
調査は10月、全国訪問看護事業協会の会員である訪問看護ステーションに併設の看多機事業所を対象に実施。93事業所から回答を得た(回収率40.1%)。
それによると、過去1年間に、褥瘡ケアによって治癒や改善といった効果が見られた利用者について、「あり」と回答した事業所が全体の74.2%を占めた。
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