【株式会社CBパートナーズ 医療・介護・福祉事業部 齊藤章平】
今月から、数回にわたって医療・介護経営のリスクに向き合うパートナーとして、日々、経営者のお困りごとに共に向き合う立場から、業界動向についてポイントをお伝えし、事業展開へ落とし込むためのヒントを示していきたい。
初回は、審議が終盤を迎えた2021年度介護報酬改定に向けた動きについて着目したい。
社会保障審議会・介護給付費分科会では、以下の5点を基本軸とした議論が深められている。
【1】感染症や災害への対応力
【2】地域包括ケアシステムの推進
【3】自立支援・重度化防止の取り組み
【4】介護人材の確保、介護現場の革新
【5】制度の安定性、持続可能性
まず、今改定や関連する行政の動向が介護事業の経営に与える影響を整理するとともに、その対応について道筋を示していこう。
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