日本病院会(日病)など3団体は6日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で全国の病院の6割超が4月から6月にかけて医業損益マイナス(赤字)になったとする調査結果を明らかにした。新型コロナに対応した病院の約8割が赤字に陥った。日病の相澤孝夫会長は記者会見で、このままでは各病院が経営破綻するとし、国が打ち出している財政支援策だけでなく、2022年4月を待たずに診療報酬を引き上るべきだと主張した。【松村秀士】
調査は、日病と全日本病院協会(全日病)、日本医療法人協会(医法協)が合同で実施したもので、新型コロナの影響による病院経営状況などを調べた。それによると、全病院1,407施設の赤字の割合は、20年4月が69.4%(前年同月は47.1%)、5月が62.8%(34.8%)、6月は67.7%(55.5%)だった。
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