国民健康保険中央会がまとめた6月審査分(5月診療分)の結果、国民健康保険(退職者医療・後期高齢者医療を含む)の件数合計は7,306万件で前年同月比15.7%減、金額合計(国保医療費)は2兆196億円で同11.5%減となった。減少幅は、4月診療分に比べて、件数が2.4ポイント拡大、金額は3.8ポイント拡大した。拡大幅は社会保険分より大きくなったが、社会保険分と同様に5月は平日数が前年同月より1日少なかったことも影響している。【ライター 設楽幸雄】
国民健康保険分の審査結果は患者負担分を含む点数で集計しており、これを10倍すれば、国保分の医療費となる。
件数合計の15.7%減、金額合計の11.5%減は、社会保険5月診療分の件数合計24.2%減、金額合計(患者負担分除く)12.4%減に比べると、件数の減少は大幅に少なく、金額の減少はやや少ない状況だ。
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