国民健康保険中央会は、国民健康保険と後期高齢者医療などの2020年5月審査分(4月診療分)の支払業務統計をまとめた。総件数は7,746万件余りで前年同月比13.3%減、医療費(点数)は2兆1,456億円余りで7.7%減となった。社会保険分の件数22.9%減、金額10.2%減に比べて、減少幅は少なかった。その中で、歯科は、件数25.5%減、点数18.4%減となり、いずれも社会保険分を上回る大幅な減少となった。【ライター 設楽幸雄】
国保中央会の支払業務統計は、国民健康保険(国保組合を除く一般分)、退職者医療、後期高齢者医療の3制度に関するデータ。
5月審査分(4月診療分)の医科入院は、件数が10.0%減(社保14.4%減)、点数は6.2%減(社保6.3%減)で、社保に比べて、件数の減少は少なかったが点数では大きな差はなかった。
1件当たり点数が4.2%増と高い伸びだったためだ。1日当たり点数は0.4%増だが1件当たり日数が3.8%増だった。1件当たり日数の増は、4月の平日数が1日多かったことが影響している。
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