新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた診療報酬上のこれまでの配慮では経営に困窮する病院にとって十分とは言えないとして、日本病院団体協議会は3日、感染者の受け入れの有無にかかわらず、入院基本料、初診料、再診料(外来診療料)を大幅に増額するなど6項目を求める要望書を厚生労働省の濱谷浩樹保険局長宛てに提出した。【兼松昭夫】
要望書は、日病協の15団体の会長や理事長による連名。入院基本料や初再診料の大幅引き上げのほか、▽感染者の受け入れや休床・休棟によって大幅な減収になった病院に、前年度の医療収入に基づく診療報酬の概算請求を認める▽医療法や診療報酬上の人員配置基準の緩和措置を新型コロナへの対応が求められる間は継続する-などを求めた。
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