厚生労働省は、2020年度診療報酬改定に関する疑義解釈資料(その1)を、3月31日に公表しました。引き続き、疑義解釈資料が公表されると思いますが、改定内容を含め、Q&Aについて解説します。【大戸豊】
【疑義解釈資料(その1)を扱ったこれまでの記事】
オンライン診療「30分以内に通院・訪問可」が対象
看護必要度の評価対象は「コード一覧」記載の薬剤のみ
医療資源少ない地域の薬局は不動産取引ありでも基本料1
■夜間看護体制加算等
今回、働き方改革が一つのテーマとなりましたが、その一環として、柔軟に夜間看護業務の負担軽減を図れるよう、夜間看護体制加算などの施設基準の項目が見直されました。
厚労省の調査結果において、導入する病院が多く、かつ効果があるとの認識が高かった
〇夜勤帯のニーズに対応した柔軟な勤務体制の工夫
〇夜勤後の暦日の休日確保
〇ICT、AI、IoT等の活用による業務負担軽減
の3項目が、施設基準である「夜間における看護業務の負担軽減に資する業務管理等に関する項目」に追加されました=表=。既存の夜間院内保育所の設置の項目についても、夜勤従事者の利用実績が求められます。
夜間における看護業務の負担軽減に資する業務管理等の項目の見直し クリックで拡大
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