日本慢性期医療協会の池端幸彦副会長は「2020年度診療報酬改定説明会」で、療養病棟の見直しに焦点を当てて講演した。療養病棟入院基本料の経過措置1が2年後に廃止される可能性を見据えて準備するなど、次回・次々回にさらに厳しい改定があることを想定して、「襟を正してやってほしい」などの考えを示した。【齋藤栄子】
20年度診療報酬改定説明会は日慢協の主催で7日、会員施設を対象にベルサール秋葉原(東京都千代田区)で行われた。プログラムの動画をネットで同時中継して、14日まで配信された。このプログラムの一つとして、中央社会保険医療協議会の「入院医療等の調査・評価分科会」で委員を務める池端副会長が講演した。
20年度改定では、「地域医療体制確保加算」など働き方改革への対応が注目されているが、救急車を年間2000件以上受け入れている病院などが対象になるのでハードルが高い。療養病棟は、療養病棟入院料2の存続や、経過措置1が減算による適正化の上で継続される点などが、見直しのポイントになると池端副会長。
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