ファイザーは8日、日本で販売している高血圧症治療剤アムバロ配合錠「ファイザー」(一般名「バルサルタン/アムロジピンベシル酸塩配合錠」)を自主回収すると発表した。発がんの可能性のある物質とされ、厚生労働省が策定した管理指標を超える「N-ニトロソジエチルアミン(NDEA)」が含まれ、また微量の「N-ニトロソジメチルアミン(NDMA)」を含有していたことが、自社の調査で明らかになったため。【ライター 設楽幸雄】
バルサルタン製剤については、2018年7月にあすか製薬がバルサルタン錠「AA」にNDMAが混入しているとして自主回収をしていた。
同剤は、中国のZhejiang Huahai Pharmaceutical Co.,Ltdで製造された原薬を使用していたが、海外規制当局からその原薬にNDMAが混入しているとの情報を入手したことから、自主回収することを決定した。
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